いじめ撲滅キャンペーン 青森県
がくらんでは、いじめ撲滅キャンペーンを行っているよ。
突然だけど、キミは、友達をケガをさせるようなことをするかな?
しないよね。痛いって、分かるからね。
じゃあ、心についてはどうだろう?
いじめは心にケガを負わせてしまうような、とても酷(ひど)いことだよ。
いじめは、している方は愉快(ゆかい)な気分になって、どんどんエスカレートしていく。
その間に、いじめられている相手は心にキズを負っているんだ。
心のケガは、治るかどうか、まだ分かっていないから、本当のケガよりも怖いかもしれないよ。
おどろかしているわけじゃないけれど、本当のことなんだ。
心の痛みは、想像しにくいよね?
誰も、心のなかを見ることは出来ないんだ。
君だって、じぶんの心さえ見ることはできないよね。
だから、相手が嫌がったり、迷惑をかけるようなことをしていないか、よく考える必要があるよね。
君が誰かに優しくすれば、みんなが優しい気持ちになる。
逆に、キミが誰かを悪くすれば、それは周りにも伝わっていってしまうんだ。
ほんとうに人生を楽しみたいなら、みんなに優しく生きていくほうが良いよね。
だから、相手がイヤなことを言ってしまわないように、気を付けなきゃいけないね。
じぶんが相手の心にキズを負わせていないか、しっかりと考える必要があるよ。
もし友達がだれかを傷つけていたら、とめてあげよう。
みんながひとりひとり意識すれば、世の中はより良くなるはずだね。
いじめられて、誰にも言えないキミには、とっておきの言葉があるよ。
これを覚えておいてほしい。キミをツライ目から助ける、魔法の言葉だよ。
こう言おう。
《嫌(いや)だから、やめて》
《ほんとうは嫌だから、やめて》
ポイントは、『やめて』と伝えることだ。
これは、向こうが嫌なことをしてきたタイミングで言おう。
注意することがある。
これをいうときは、ぜったいに笑ってはいけないよ。
はんぶん笑いでもだめだ。
本気のきもちを伝えるんだ。
でも、そのときに、感情的になってもいけない。
なぜなら、感情的になっているキミをみて、面白がるかもしれないからだ。
そして、冷静なほうが、本気だということが伝わるんだ。
だから、冷静に、いうんだ。
安心して。キミが怒っているのはちゃんと伝わるよ。
たったこれだけ?って思ったかな。でも、これはとても大切なことなんだ。
いじめているほうは、相手のキモチを考えていないよ。
遊びはんぶんになっているかもしれないね。
だから、まずは
《嫌だと思っている》
ということを本気で伝えよう。
馬鹿らしいと思ったかい?
自分には出来ないと思ったかい?
よく聞いてほしい。
嫌だと言えば、今度はそれを聞いた周りの友達が味方になってくれる。
もしかしたら、かばってくれるかもしれない。
味方はきっとあらわれるよ。
キミは、《周りの雰囲気(ふんいき)をこわすのが嫌だから…》と思って、耐えていないかい?
でも、そうすると周りの人に、
『この人は、これが嫌だと思わない、ちょっと不思議な人なのかな。だったら気にすることないか』
と思われてしまうかもしれない。
サイアクなばあいは、その人もキミをイジリ、いじめるようになるかもしれない。
もっと重要なことがある。
もし、だれかがキミを助けたいと思っていたとしても、何かイヤなことをされて、
キミがあいまいな笑顔でいたら、きっとこう考えるだろう。
《もしかして、友達どうしで悪ふざけして遊んでるくらいなのかな…何も言えないや》
《そういうキャラなのかな》
もう分かったかな?
キミを助ける方法はただ一つ、
《嫌だから、やめて》
と言うことだよ。
それが、キミがほんとうの心で生きる方法だ。
これを言って、もっとイヤなことをしてくる人たちは、キミの友達でも、クラスメイトでも、なんでもないよ。
だって、キミが『いやだ』『やめて』と、ちゃんと伝えているんだから。
もし嫌だと言っても、またそれをしてくるような人だったら、グループをはずれよう。
どうにかしてそのグループを避けよう。
キミをうけいれてくれるグループに入ろう。
もしくは、キミを分かってくれる友達をひとりでいいから作ろう。
もし、それもできないひどい状態だったら、逃げるんだ。
図書館でも、保健室でも、家のなかでもいい。
そのグループを、避けよう。
心がキズをうけて、たえられなくなる前に、逃げるんだ。
逃げるのは格好悪いことじゃないよ。
イジメをしてくるような人は、とてもひどい人だ。
そんな人からは、逃げるんだ。
まずは、そこからだ。人生は長いから、自分のらくな生き方を見つけよう。
今よりも、たのしい友達は、すぐそばにいるかもしれないから。
忘れないでいてほしい。
もっと大切なことがある。
それは、学校生活で、キミのほんとうの友達を見つけることだよ。
ほんとうの友達がひとりでもいれば、これから人生のどんなにツライときあっても、乗り越えられるよ。
楽しいときは2倍、3倍楽しくなるし、悲しいときは自分の居場所をくれる。
それは、お金やチカラではぜったいに手に入らない、かけがえのないものだ。
だから、自分のことを分かってくれるほんとうの友達を見つけよう。
もし、辛いときがあったら、電話を使おう。
都道府県ごとに、相談センターがあるんだ。
じぶんの名前を言わなくても、学校の名前を言わなくてもいいから、つらい気持ちを吐き出そう。
以下の電話に電話してみてほしい。
もし、すぐ繋がらなくても、がっかりしないでほしい。
あと、キミと相性の合わない大人のひともいるかもしれないから、話があう人をさがそう。
どんなときも、あきらめてはだめだよ。
希望の光がどんなにちいさくても、必ずどこかで光っているところを見つけるんだ。
さがし疲れたら、すきな音楽でも聞いて休もう。
かならずキミの味方になる人は見つかるよ。
つらい気持ちを吐き出すだけでも、らくになるよ。
苦しかったら、抱え込まないで、相談しよう。
どうしても苦しいときは、ノートや紙に、
悩んでいることを思いつくまま書き出してみよう。
あたまから、悩んでいることを一回おいだすんだ。
がくらんは、いつでもキミの味方だよ。
全国共通24時間いじめ相談ダイヤル(文部科学省)
電話:0570-078310(なやみ言おう)0570-078310
県内からかけると、「いじめ相談電話」に自動的につながります。
IP電話やPHSからは通じません。
ウェブサイト:「24時間(じかん)子供(こども)SOSダイヤル」について
子どもの人権110番(法務省)
電話:0120-007-110 (全国共通・無料)0120-007-110
受付時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで
相談内容:いじめ、虐待などの相談
ウェブサイト:法務省『子どもの人権110番』
都道府県の電話番号が繋がらなかったらこっちを使おう。
いじめの悩みを吐き出したい人、まずは聞いてほしい人、助言がほしい人は
「全国共通24時間いじめ相談ダイヤル」にかけよう。
いじめを根本的に解決したい相談の場合は、「子どもの人権110番」のほうにかけよう。
もし電話番号が繋がらなかったりした場合は
『 青森県 いじめ 電話相談 』で検索してみよう。